2010 February 09

マリック 街の靴屋さんで働いている40過ぎのアルジェリア系の移民の男だ
彼が僕のブーツを磨いてくれている このブーツは6年程毎日履いて来た 僕は靴を一足しか持っていない
コーヒーを飲みながら彼はブーツを丁寧に磨いてくれている
靴紐もどうやら、棚をひっくり返して探してくれている 朝の10時 クロワッサンを食べろよとマリックはクロワッサンを食べながら僕の靴を磨いている
彼は街の靴屋さんで1000から3000ユーロ程の靴を売っているらしい それで彼の月の給料は1000ユーロ程だ
不思議な不条理の中で彼もまた暮らしている
マリックが魚を一匹持って帰って来た
”あれ 仕事に言ったんじゃないの”
”病院に行って来て病気だっていう証明書を貰って来たんだ これで一週間仕事を休むのさ”
彼の名前はマリック ベンブラヒム ベンブラヒムベンブラヒムベンブラヒム……..ビンラディン
”この名前じゃ 彼女からニューヨークへ行くの誘われたんだけど、怖くて行けないよ ハハハ….”
結局、彼の会社への抵抗はこの1日で終わり、翌日の朝8時には靴屋に働きに行く事になる
マリックが今夜の夕食になる机の上にぐったりと横たわった魚を見ている











