東と西、北と南の風土の違いは価値であり、しかし摩擦の種でもある。
国ごとの文化の違いは価値であり、しかし、戦争の種でもある。
企業ごとのプロダクトの違いは価値であり、しかし過剰な競争の種でもある。
その争いの結果、物は過剰に溢れたり、過剰に消失し、社会にも地球にも負担をかけてきた。
ならば、国や企業を越えて、個人の文化の違いに価値を見出してはどうだろうか。
それぞれ培った個人の文化をお互いに尊重しあい、交換しあう。
新しいものを創造するのもよいし、既にあるものを大事にするのもよい。
既にある誰かの技術、今の私の価値、将来の誰かにとっての大事。

Pass the Personal Culture.
New Recycle.
Pass the Baton.


PASS THE BATONは現代のセレクトリサイクルショップです。

NEW RECYCLEをコンセプトに、
個人から集めた想い出の品物や、
すごく愛用していたけれど今は使わない、でも捨てるのは惜しい。
そんな品物を、大切に使ってくれる次の方へ、
持ち主の顔写真とプロフィール、
品物にまつわるストーリーを添えて販売します。

高級品や低価格な品物だけを販売する
従来のリサイクルショップではなく、
個人のセンスで見いだされた品物や、
使っていた人物の人となりが伝わる品物を扱う
新しいリサイクルショップです。


RECYCLE

モノって、溢れていませんか?
結構好きだけど使わない。でも捨てるのは惜しい。当たりまえのようだけど、それって実はわれわれの感覚。
地球の反対側では、当たり前ではないかもしれません。
使われていないモノの中にも、良いモノは沢山あります。
あ、アンティークも一種のリサイクルですね。リサイクルって、一点モノの魅力も放ちます。

REMAKE

古着や、デッドストックとして長い間倉庫に眠っていたモノや、ちょっとしたキズにより破棄されてしまうモノが、この世の中にはたくさん溢れています。

そんなB品や、古いモノなどに、手を加えることで、むしろもっと素敵にできないか、そう思いながら心を込めて作っているのが、私たちのリメイクです。

RELIGHT

企業の仕組みや、理屈もあるのでしょうが、シーズンを過ぎた洋服や、ちょっとしたキズだけのB品が、沢山たくさん捨てられているのって、本当にもったいない。
一度舞台を降りたモノたちは、その本質の価値を失ってしまったわけではありません。
私たちは、それらにもう一度光を当ててみることにしました。
それが私たちの考えるリライトです。

PASS THE BATONは、「NEW RECYCLE」をコンセプトに多くの企業やブランドと様々な取組みをしています。たとえば、企業の持つデッドストックや、諸事情により処分対象となったアイテムにPASS THE BATON のエッセンスやアイデアをプラスし、新たな命を吹き込み改めて世の中へ、という取組み。企業とお客様、もちろん私達PASS THE BATON にとっても、喜ばしく意味のある取組みとして継続中です。

DEAN & DELUCAの厳しい品質基準を満たしていないため、販売されなかった新品同様のトートバッグ。それをPASS THE BATONで刺繍やプリントを加えてオリジナルリメイク。リバーシブルで使えます。
実際の使用には支障がないものの、現在販売されたものとロゴのサイズが異なり、印字の一部が潰れているという理由で販売されなかったRHODIAのメモカバーを、PASS THE BATONのオリジナルイラストレーションでリメイクしました。
ECHIRE
三ツ星レストランやヨーロッパのロイヤルファミリーにも愛されるフランスの高級発酵バター、エシレ。その業務用バターの運搬用に使われていたバターケースをランプにリメイクしました。
UNITED ARROWS LTD.
諸事情により処分せざるをえなかった洋服たちを、PASS THE BATONの「リライト」の視点で、新たな光を当て、販売しています。
細尾
1688年、京都西陣で創業、日本が誇る「帯」や「きもの」を始め、新しい革新的なファブリックなど、生活を彩る品々を創り、発信している細尾。そのプロダクトの生産過程で出た端材を生かしてPASS THE BATONで新たなアイテムを制作しました。
中川政七商店
中川政七商店で大人気の”花ふきん”。製造工程で生地の縫いしろが不十分なため、使用には十分耐えうるけれど、通常の商品としては扱えなくなってしまったものにPASS THE BATONのオリジナルのデザインを施したものです。