PASS THE BATON GALLERY

PASS THE BATON × JINBO PEARLS
SPECIAL COLLABORATION FOR 10TH ANNIVERSARY
『The origin of BIWAKO REAL PEARLS』

2019年4月30日(火)~5月19日(日)



PASS THE BATON GALLERYでは4月30日(火)から、‘神保真珠商店’とのコラボレーションによる『The origin of BIWAKO REAL PEARLS』を開催いたします。

神保真珠商店’は、53年前に滋賀県大津にて創業した、びわ湖の真珠を扱うお店です。貝を育てるのに3年、真珠が巻くまでさらに3年以上もの時間を要する“びわ湖真珠”は、通常のものと比べて真珠の層が厚く、経年劣化しにくいのが特徴。また、“びわ湖真珠”の代名詞でもある「無核真珠」は、どれ一つとして同じ形のものがなく、時間が経つごとにやわらかな照りを放つという他の真珠にはない個性を持っています。

“びわ湖真珠”の生産は1930年代に始まりました。かつてはヨーロッパやアメリカなどで高く評価され海外輸出ジュエリーの花形とされていたものの、1980年以降、環境汚染や水質の悪化により真珠の収穫ができない時期が長く続き、その名が広まることのないまま、その存在は次第に忘れ去られていったといいます。しかし、その間も真珠養殖家たちが努力と改良を重ねたことにより、“びわ湖真珠”は少しずつながら生産を続けてきました。そして現在、“びわ湖真珠”の魅力を国内外へ発信・販売することによって、数が少なくなった養殖業者のサポートを行う‘神保真珠商店’の活動により、“びわ湖真珠”に再び注目が集まっています。

今回は、今からおよそ40年前に浜揚げされ、デッドストックとしてびわ湖周辺の生産者のもとで眠っていた「ビンテージパール」と呼ばれる純白の“びわ湖真珠”を使用した‘PASS THE BATON’オリジナルのピアスとリング「PASS THE BATON Vintage BIWA REAL PEALS Accessories」をお披露目し、展示販売いたします。また、同じ時代に“びわ湖真珠”のアクセサリーをご購入された方たちにお声がけし、個人所蔵の“びわ湖真珠”のアクセサリーの貴重なコレクションを、そのアクセサリーのストーリーと持ち主のプロフィールとともに展示(一部販売)いたします。


<PASS THE BATON Vintage BIWA REAL PEALS Accessories>
‘PASS THE BATON’オリジナルの“びわ湖真珠”を使用したアクセサリー。7種類の星座の形を立体化し切り出したシルバーパーツと“ビンテージパール”を組み合わせた、ピアス(7種)と2連リング(7種)を作りました。ジュエリーのデザインは‘PROOF OF GUILD’、星座のイメージコラージュは‘manami miyamoto’によるものです。

オンラインショップでの購入はコチラ

ピアス ¥33,000-(税抜)~ リング ¥39,000-(税抜)~

Cygnus/はくちょう座



Aquila/わし座



Lyra/こと座



Pisces/うお座



Gemini/ふたご座



Scorpius/さそり座



Orion/オリオン座



ピアス金具の仕様は、キャッチタイプとフックタイプの2種類。いずれも18Kを使用しています。




<Vintage BIWAKO REAL PEALS Collection>
40年~50年の月日をその時々の持ち主の思い出と過ごしてきた、ビンテージの“びわ湖真珠”のアクセサリーコレクションを展示、一部販売いたします。





◆ストーリー(抜粋)
両親はいつも、2歳違いの姉と同じものを揃えてくれました。両親亡き今も、この真珠と箱にかけられた「お祝 父より」ののし紙は、私のかけがえのない宝物です。

私が琵琶湖の真珠と出会ったのは、もう50年近く前のことだと思います。時間が経つごとに照りが増し、きれいになっていくというのが、びわ湖真珠の不思議なところです。

長年勤めていた教職を去るとき、自分への記念として、真珠の指輪を作ることにしました。気に入った珠にダイヤを入れてもらったその指輪は、当時の価格で12万円ほど。合わせて作ったイヤリングやペンダントも唯一無二のデザインで、とても愛着のある自慢のアクセサリーです。

昭和44年11月。お見合いをした翌日のデートで主人からプロポーズされ、結婚を決めました。それから、私の誕生日や記念日には、大好きな神保真珠商店さんの真珠をプレゼントしてくれるようになりました。いつの間にか数えきれないほど増えていた真珠のアクセサリーには、たくさんのことを学ばせてくれた主人との大切な思い出が詰まっています。

今回並べたものを見て、こんなにたくさんの真珠を持っていたことに改めて驚きました。娘にあげたものもありますが、無核真珠のロングネックレスは今でもよく使っていますし、教員時代、入学式や卒業式には必ずこのブローチをつけました。誰も気づいてはいないと思いますが、このブローチとともに何人もの生徒を送り出したことは、今も心に残るうれしい思い出です。

このペンダントに埋まった5つのダイヤは、主人と私と3人の娘たちなんです。19歳の頃、何も持たず駆け落ち同然で家を飛び出した私にとって、娘たちが結婚するときにちゃんとした真珠を持たせてあげることは目標でもありました。そして、二十歳から少しずつ真珠を揃え、無事に3人全員を送り出すことができました。

このロングネックレスは、ねじったり結んだり、好きなようにアレンジができて、30年以上前に買った当初から本当によく使っています。ユニークな形のブローチは、見た瞬間に一目惚れしたもの。琵琶湖の無核真珠は見たこともない形のおもしろさと、いつでも肩肘張らずにつけられるところが魅力ですね。

今から40年ほど前、当時市役所に勤めていた主人が、突然この三連のネックレスを買ってきたことが、私とびわ湖真珠との出会いです。控えめで上品に光るその真珠に、次第に引き込まれていきました。これは琵琶湖の真珠が一番きれいだった時代に作られたものだそうで、40年以上経った今もこんなに美しいままであることにいつも驚かされています。



Producer/Designer INTERVIEW
「びわ湖のパールが眠るわけ」



詳細はコチラ






神保真珠商店 -ジンボシンジュショウテン-
貝を育てるのに3年、そこから真珠が巻くまで、さらに3年――。養殖家の高度な技術と、人の手が及ばない自然の中で6年以上もの時間をかけて作られるびわ湖真珠は、色、かたち、照り、どれ一つとして同じものがありません。1966年に創業した「神保真珠商店」は、長く店舗を持たず真珠を販売してきましたが、びわ湖真珠を多くの方に知ってもらいたいという想いから、2014年、地元の滋賀県大津に実店舗をオープンしました。やわらかな照りや個性的なかたち、淡い色彩の美しさを実際に見て、手に取って感じていただけること、そして何より、これからも真珠が育つ美しいびわ湖であることが私たちの願いです。




PROOF OF GUILD -プルーフ オブ ギルド-
2002年よりジュエリーとフラワーのオーダーメイドショップとしてスタートした[PROOF OF GUILD / プルーフオブギルド]は、培った技術と経験を活かしたジュエリー製作の他、異分野の作り手とともに様々なプロダクトを手がけています。[GUILD]の語源は、「中世ヨーロッパの酒場」=「仕事や人が集まる場所」の事をギルドと呼んでいた事が始まりだそうです。アーティストや作り手などが集い創られたものは、今もアンティークとなって現代へ受け継がれています。そんな作り手としてこれからも手を動かしてものを創っていきたい。そんな思いから[ PROOF OF GUILD / 職人の証 ] という意の名前をつけました。




MANAMI MIYAMOTO -ミヤモト マナミ-
人と物、物と物、何かと何かを切り取って繋げていくコラージュに出会い、夢中になったのは高校生の頃でした。日常から非日常なものまで、自分の頭の中が形になることの楽しさと、ストーリーを作り出す事は、幾つになってもワクワクすることです。今回の企画も同じく。今も昔も誰かを思い愛を持って生活することで、人と人の結びつきが新たなストーリを産みます。星と星が繋がり、神話を伝えたように、このアクセサリーがそんな結びのきっかけになりますように。





PASS THE BATON GALLERY
〒150-0001 渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館B2F パスザバトン表参道店内
03-6447-0707

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