Producer/Designer INTERVIEW

「びわ湖のパールが眠るわけ」



‘PASS THE BATON’と出会い、オリジナルのアクセサリーに生まれ変わらせることにより、40年の歴史を経たびわ湖産のヴィンテージパールのその価値や美しさに新たに光をあてようとするこころみ『The origin of BIWAKO REAL PEARLS』。長い月日をデッドストックとして眠っていたわけや今回お披露目する‘PASS THE BATON’オリジナルのパールアクセサリーに至るまでをインタビュー形式で関わった方たちにお聞きしました。


 曖昧なイメージから、
 アイディアを超えた着地点。

――まずは今回のプロジェクトが立ち上がった経緯と、オリジナル商品の制作についてお伺いしたいのですが、三者の共作はどのような流れだったんですか?


PASS THE BATON 鈴木(以下、鈴木):今回のプロジェクトには‘PASS THE BATON’のコンセプトを含む二つの大きな要素があります。一つは‘PASS THE BATON’ב神保真珠商店’のオリジナルを作ること。もう一つは、数十年前に“びわ湖真珠”を使って作られたアクセサリーを所有されている個人の方よりお預かりし、展示販売することです。(‘PASS THE BATON’では何かを生産する背景で様々な事情で使われなくなったものへ新たに光をあてオリジナルとして生まれ変わらせる活動をしています。いままでに開発したものはこちら。また、個人の出品物と一緒に持ち主の顔写真とプロフィール、品物にまつわるストーリーを添えて展示販売しています。)はじめに、‘神保真珠商店’とのコラボ商品を作れないかという話を杉山さんとしていて、コンセプトや枠組みがある程度決まったなかで、‘神保真珠商店’のジュエリーや‘PASS THE BATON’の商品も制作していただいたことのある‘PROOF OF GUILD’の竹内さんに加わっていただきました。その時点では曖昧なことも多く、竹内さんを困らせてしまったとは思うのですが。


PROOF OF GUILD 竹内(以下、竹内):今回のテーマが「星座」ということだったんですが、星座のアクセサリーは既にたくさん作られていて、点と点をつなぐような表現の手法も定番化してしまっているので、まずはどうしたらオリジナルになるのかということを考えました。その中で、平面で見る点ではなく、プラネタリウムのように考えると、点の位置って意外とばらばらなんじゃないかと思ったんです。そうすることで立体的な表現ができるようになり、星座が一つの固まりになっていきました。あとは、星座がメインになり過ぎてしまうとパールと喧嘩してしまうので、あくまでパーツとして落とし込むことで、うまくパールの引き立て役になるんじゃないかとも思ったんです。





鈴木:もともとは四角い金属の固まりを削っているんですよね?


竹内:そうですね。まず外形を作って、星座の点を打ち、それに合わせて面をつけていったものが大元の原型になるのですが、一箇所削ると全部ずれていってしまうので、どこを頂点にしてどこを面にするのか考えながら立体的に削るのが難しかったですね。星の数については曖昧なところもありますが、忠実に星座を表現することよりも、コンセプトとして星座を感じられることの方が大事なのかなと思っていたので、イラストと照らし合わせて見てもらえれば、「なるほど」と思っていただけるんじゃないかとは思います。


鈴木:結果的に、見たことないものになりましたよね。はじめは単純に、星と星をつないで線にしたものがジュエリーになるというような方向性だったんですが、竹内さんのアイディアが私たちの想像を超えて、すごくいい着地になったと思います。






宮本愛美(以下、宮本):本当に、これは見たことがないですよね。私は最初、鈴木さんからのメールでこの星座部分を拝見したんですが、まだ型の途中なのかな?と思って聞いてみると、先ほど話されていたような意味があって。星座がつながって立体的になると、こんな風になるんだとびっくりしました。


神保真珠商店 杉山(以下、杉山):それまでは方向性がなかなか決まらなかったのに、竹内さんがあの形を出してきてくださったことで、その後一気に進んでいきましたよね。竹内さんはデザイナーであり、ジュエリーを作る職人さんでもあるので、デザインしながら作ってもらえるからこそ、あれだけ完成度が高いものもスピーディに進むんだなと実感しました。


竹内:星座を形にしていくときに、僕のオリジナルを作るというよりは、あくまで今回のプロジェクトの中でみんなの意見がうまく拾えたらいいなと思っていたので、話を聞きながら、もっとシンプルな方がいいんだなとか、これくらいのバランスがいいなとか、みなさんがいいと思うものがちゃんと形になっているのであれば良かったです。


杉山:ともすればパールのアクセサリーはシンプルになり過ぎてしまうんですが、竹内さんが作るような立体的なものが出てくると、全然違う世界まで行くことができるんだなと今回改めて思いました。


鈴木:それは最初の課題としてありましたよね。“びわ湖真珠”そのものに物語があるのでシンプルでも問題はないんだけれど、あまりにシンプルなものを作るのは‘PASS THE BATON’があえて手掛けなくてもいいような気がして、逆に奇をてらいすぎてもジュエリーとして受け入れてもらえないかもしれない。そこで、星座のようなコンセプトから入ったらいいんじゃないか?ということになったんですよね。


杉山:せっかくやるのであれば、‘PASS THE BATON’さんならではの何かができればいいなとは思っていたんですが、お互いなかなか答えを出せずにいました。









 星座に込めた意味を通して、
 パールが身近な存在になるように。


鈴木:ちょうどそのときに、宮本さんと出会ったんですよ。


宮本:そんなタイミングだったんですね!


鈴木:宮本さんはもともと雑誌などでも星座のコラージュ作品を作っておられて、モチーフにパールが使われていたりもしたので、ビジュアルからコンセプトにつながってもいいんじゃないかと杉山さんにお話をして、最初は宮本さんの世界観をパッケージにしようというところからはじまりました。アクセサリーはできるだけシンプルな方向で行きたいけれど、台紙があることによっていつもとは違う世界観が伝わるんじゃないかということでしたよね。


杉山:そうですね。でも結局そうなると、それをどう収めるかということや、どんなアクセサリーにすればいいのかという問題が出てきてしまって。最終的にもう、単純に星座の点をパールでつなげたネックレスにする……というようなことになりかけていましたよね。なので、それをそのまま竹内さんに投げました(笑)。


鈴木:そうでした(笑)。実際、あのときどう感じていました?


竹内:僕は確かそのときに、星座というコンセプトを初めて聞いたんですが、最初にお話ししたように、星座をモチーフにしたジュエリーはすでに世に溢れているからこそ、逆にどういうことができるかを考えようと思いました。


杉山:それで、一旦持ち帰って考えてくださったんですよね。


鈴木:宮本さんは、普段スタイリストのお仕事もされていますが、もともとコラージュ作品は趣味のような感じで作られていたんですか?


宮本:そうですね。自分でデザインしたものをプリントするくらいですが、パールやダイヤをモチーフにするのが好きで、作品にもよく入れていました。そのなかで、夏の大三角形をモチーフに展示をしたことがあったんですが、知人の紹介で、その作品の一部を鈴木さんに見ていただいて。そのときは、いつかご一緒できることがあればとご挨拶をしただけだったんですが、まさかこんなにすぐ実現するとは思いませんでした。


鈴木:杉山さんと打ち合わせを重ねていた時期だったこともあり、その時は何となく宮本さんが作られているものが今回の世界観に合う気がしたんです。


宮本: 今回お話をいただいたときに、私の世代でパールをつけることって金額的にも少しハードルが高いような気がして、みんながつけられるパールのアクセサリーってどんなものだろうと考えました。あとは、アクセサリーを誰かに贈るということもしてほしくて、すでにコラージュを作っていた夏の大三角形(こと座、わし座、はくちょう座)が恋人という一つの愛の形だったので、それを活かして他にも何か作れないかなと考えながら、今回の星座を作成しました。











七つの星座をイメージしたコラージュ


鈴木:今回は4つのテーマから7つの星座をピックアップしてコラージュを作成いただいたんですよね?アクセサリーも各7種のピアスとリングに展開しました。


宮本:先ほどの夏の星座は恋人同士をつなぐという意味で、ふたご座は兄弟愛、魚座は親子愛、蠍座とオリオン座は喧嘩し合っている仲なので、仲直りのしるしに。それくらいの感じで、自分にも買いやすいし、誰かにも気軽に贈れるようなアイテムになればいいなということを意識しました。


竹内:なぜ12星座ではなくこの星座なんだろうと思っていたんですが、そういうことだったんですね。






 真珠は、手にしたときの思いや
 それぞれの人生が反映されるもの。


――商品が出来上がるまでのプロセスから遡ってきましたが、そもそも今回のプロジェクトの最初のきっかけは何だったんですか?


鈴木:知人から神保真珠商店さんを紹介していただいて、そこでびわ湖真珠について色々とお話をしたのが最初ですよね。でも、すぐには始まらなかったんです。


杉山:そうですね。今回のようなプロジェクトになる前に、パールには裏があまりきれいじゃないなどの理由からジュエリーにできないものもあって、そういったものをうまく使えないかというようなお話を鈴木さんにしていたんです。でも、びわ湖真珠自体がそもそもあまり知られていないということもあり、それだったら、まずは知ってもらうことから始めるのがいいんじゃないかというところに行き着いたんですよね。


鈴木:PASS THE BATONの基本的なコンセプトは、世の中に余っているものを工夫して使っていくということなんですが、神保真珠商店さんのパールにはB品として使えないものもあるけれど、環境汚染などの自然現象によって今はもう作れなくなってしまったことで、皮肉にも価値が上がっているようなパールもあって、そういう歴史的な背景を持っているものを、長期的なプロジェクトとして丁寧に伝えていった方がいいだろうなと思ったんです。杉山さんは普段からそういった活動をされているんですよね?


杉山:「ヴィンテージパール」と呼んでいる白い真珠は40年以上前にびわ湖でとれたものなのですが、水質汚染などによって貝が十分に育たない時代が続いたことで、同じようなパールは今はもうとれなくなってしまいました。なので、そういった歴史や、なぜ今このパールがこんなにきれいな状態で残っているのかということをお客様にお伝えしています。神保真珠商店はずっと実店舗がなく、私の祖父や父がお客様のところにパールをお持ちして売るというスタイルだったんですが、5年前にお店をはじめてから、40年以上前にうちで買ったパールのアクセサリーを修理してほしいと持ってくるお客様がいらっしゃるようになりました。頻繁に使ってお手入れもそんなにしていないとおっしゃるんですが、それを見せていただくとすごくきれいなんですよ。40年前のものをそのまま販売しても大丈夫なくらい、経年劣化がほぼ無いというのは、“びわ湖真珠”のすごいところだなといつも思っていました。びわ湖には昔からパールが存在していて、それを日常的に使っている人がいて、さらにそれが今もすごくきれいだということを、そのストーリーとともに見てもらえるような機会があれば、ただ商品を見せるよりも、より深く“びわ湖真珠”について知ってもらえるんじゃないかと思っていて、それを鈴木さんにお話ししたら、すごくいいですねとおっしゃってくださったんです。


鈴木:うちはオリジナル商品の開発も大切な活動の一つではあるのですが、ある人が大事にしていたけれど今は使わなくなったものに、ストーリーとその方の素性を添えて次の方にバトンしていくということがこのブランドをご存知の方にはよく知られている活動なので、その話に、「何それ!」と前のめりになりました。そこで今回のオリジナル商品以外に目玉となるのが、神保真珠商店さんにご尽力いただいて捜し集めてくださった、40年~50年前にご購入いただいた個人所蔵の“びわ湖真珠”のアクセサリーの展示(一部販売)なんですよね。






杉山:例えば、これは40~50年前にびわ湖で養殖されていた無核パールですが、巻きが厚く、天然のパールにとても近いものです。それがこのまま残っているというのは、博物館にあってもおかしくないレベルのものなんじゃないかと思っています。


竹内:これが無核というのは、すごいですね。僕もパールを扱うことがありますが、乾燥に弱いし、汗などもちゃんと拭いておかないとすぐに色が変わりますよね。40年前のものがこんな状態で残っているというのはすごいことだと思います。


杉山:そうですよね。全く変色も劣化もしていないので、これを見てもらうと、“びわ湖真珠”のすごさを実感してもらえるのではないかと思います。あとは、みなさんずっと大切に継続して使ってくださっているというところが、‘PASS THE BATON’さんの活動と近いような気もしています。今回展示をするにあたって、昔買ったアクセサリーを持ってきていただいたお客様に、どんなタイミングで買ったりもらったりしたものなのか、どういうときにつけていたのかなどのお話をお聞きしているんですが、みなさんアクセサリーについての話と言いながら、ご自身の半生を語られるんですね。パールという物体ではあるものの、実際はそのときの想いやその方の人生が反映されているものなのかなと思います。竹内さんも、ブライダルや記念のものを作っていらっしゃるからおわかりになると思うんですが、なぜそれをプレゼントするかというところに意味があるって、実はジュエリーのすごいところですよね。






竹内:そうですね。さらに、そうやってみなさんの中に残っている話を聞けるのはすごく貴重な機会だと思います。ただ単に、どこかから流れてきたヴィンテージ品を買うのではなく、この商品にどんなストーリーがあって、なぜ今こういう形で残っているのかがわかった上で手に取れるというのは、すごくいいプロジェクトですよね。


鈴木:世の中的な傾向なのでしょうか、、、終活のようなことを早めにされている方がご自身が大切にしていたものを持って来られるということも、今とても増えていますね。


杉山:今回、うちの商品も一部そういうかたちで提供してくださる方がいらっしゃるんですが、やはりお話を聞くと、要らなくなったわけじゃないけれど、人生ここまできて、今の私にはもうこのアクセサリーは必要ではないから、次に必要とされている方がいらっしゃるのであればぜひ、という感じでした。


竹内:その無理のないバトンというのが、すごくいいですよね。






表情の違いや日々の変化を楽しむ
 特別すぎないアクセサリー。


鈴木:最後に、今回のプロジェクトに関わっていただいた感想をお聞きしたいのですが、みなさんいかがでしたか?竹内さんには無茶振りも多々あったと思いますが(笑)。


竹内:いえいえ(笑)。でも改めて、これは一人で考えて勝手に出てきたものではないと思います。星座というお題や、どういうものを使うかということも含め、普段の制作では考えないようなこともみなさんに引き出してもらえたのは良かったなと思いますね。


宮本:私はこれまで、趣味でデザインしたものを形にするにはそれを自分でプリントするくらいしか方法がなかったんですが、今回はじめてアイテムの制作に関わらせていただいて、星座と同じように人と人がつながって新しいものができたり、そこにストーリーが生まれていくという過程をすごく楽しませていただきました。


杉山:今回のアクセサリーは、うちだけでやっていても絶対に出てこなかったものだと思うので、宮本さんの素敵なコラージュ作品と竹内さんのアイディアで、これまでのうちの商品にはない世界観を持ったアクセサリーが生まれたことや、このような企画をしてくださったことを本当にうれしく思います。


鈴木:今は、パールを持つということをみんなしなくなっていますよね。私も学生時代や20代までは敷居が高く自分が持つイメージは全く持っていませんでしたが、歳を重ねていくと、パールを揃えたり下の世代に譲って繋いだりということの意味がなんとなくわかるようになってきたような気がします。時代の雰囲気でそういった昔ながらの良き慣習がなくなってしまうのではなくて、若い世代の方たちが慣習も知りながらご自分たちなりにパールを楽しむ、そんな風になっていけばいいですよね。


杉山:本当にそうですね。パールは良くも悪くも特別なものになりがちですが、万年筆のように、もらったけれど引き出しにしまっておくようなものにはしてほしくないです。でも、今回作ったアクセサリーは、いろんな年代の方に使ってもらいやすいデザインになりましたよね。


鈴木:シルバーというのもあるでしょうし、丸い海のパールだとゴージャスになり過ぎてしまうところが、この不揃いな淡水パールの美しさもあって、普段にもつけやすくなっているんだと思います。


杉山:今回のアクセサリーにつけるパールの形も一つずつ違いますし、竹内さんが作るジュエリーも、同じデザインとはいえ、やっぱり少しずつ表情が変わるとおっしゃっていて、全く同じものではないそれぞれの違いを楽しんで選んでいただけたらうれしいです。


竹内:使っていくうちにもう少しツヤ感も出てくるだろうし、雰囲気が変わっていくのもまた、シルバーの良さだと思います。


鈴木:‘PASS THE BATON’ではアンティークやヴィンテージを扱うことが多く、その中でシルバーのアクセサリーも人気があるのですが、今回のものはそういったアイテムとはまた違ったテイストのシルバーアクセサリーになったので、みなさんの反応がとても楽しみです。



『The origin of BIWAKO REAL PEARLS』
会期:4月30日(火)~5月19日(日)
会場:PASS THE BATON OMOTESANDO GALLERY
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館B2F
Monday-Saturday 11:00 – 21:00
Sunday・Holiday 11:00 – 20:00
※表参道ヒルズ休館日を除く

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杉山 知子/Tomoko Sugiyama
神保真珠商店長

プラントエンジニアリング会社でCAD設計として18年勤務した後、2014年に家業の神保真珠商店に入社、地元大津に実店舗を構える。店を拠点に県内外で販売会やイベントなどを行う。主に海外輸出用として生産され、国内での知名度が低かったびわ湖真珠と、それを取り巻く滋賀の自然環境を広く伝え、後世に残していけるよう日々奮闘中。



竹内 稔/Takeuchi Minoru
PROOF OF GUILD店主

2002年よりジュエリーとフラワーのオーダーメイドショップとしてスタートした[PROOF OF GUILD / プルーフオブギルド]は、培った技術と経験を活かしたジュエリー製作の他、異分野の作り手とともに様々なプロダクトを手がけています。[GUILD]の語源は、「中世ヨーロッパの酒場」=「仕事や人が集まる場所」の事をギルドと読んでいた事が始まりだそうです。
アーティストや作り手などが集い創られたものは、今もアンティークとなって現代へ受け継がれています。 そんな作り手として、これからも手を動かしてものを創っていきたい。そんな思いから[ PROOF OF GUILD / 職人の証 ] という意の名前をつけました。



宮本 愛美/Manami Miyamoto
Collage Artist. 1991.03.31 Based in Tokyo.

2017年 NumeroTOKYO、NYLON,、2018年 TASAKI jewelry、AKB48、2019年 INDENYA など、雑誌やCDジャケット、広告の数々のアートワークを担当。2018年からはFashionやPropのStylingも行い、日本だけでなくLA・台北・バリでの撮影・展示を行っている。表現方法を特定せず、人と物、物と物、何かと何かを切り取り繋ぎ合わせ、新たな世界を作り出すことにこれからも挑戦していくであろう。




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